2022-01-01から1年間の記事一覧
『GE帝国盛衰史 ―「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか』 トーマス・グリダ、テッド・マン著, 御立英史訳, ダイヤモンド社, 2022 本書は、表紙の折り返しに記載されているとおり、100年以上にわたって輝き続けたゼネラル・エレクトリック(GE)が、なぜ…
『GAFA next stage 四騎士+Xの次なる支配戦略』 スコット・ギャロウェイ著, 渡会圭子訳, 東洋経済新報社, 2021 本書は、GAFAが戦略的に作り上げた世界描いた『the four』の続編である。新型コロナによる世界的なパンデミックを経験した現代経済において、GAF…
『欲望の資本主義 2022夏 特別編 -メタバースの衝撃 デジタル経済のパラドックス-』 BS1スペシャル 今年の元日に放映された、『欲望の資本主義2022』の特別編である。今回は、メタバースとデジタル経済とテーマに世界の知性が語っている。既にメタバースは、…
脱成長と欲望の資本主義 作者:丸山 俊一 東洋経済新報社 Amazon 『脱成長と欲望の資本主義』 丸山俊一 + NHK「欲望の資本主義」制作班, 東洋経済新報社, 2022 本書は、NHK BS1スペシャルの「欲望の資本主義」シリーズの書籍化されたものである。毎年出版を重…
働く悩みは「経済学」で答えが見つかる 自分をすり減らさないための資本主義の授業 (SB新書) 作者:丸山 俊一 SBクリエイティブ Amazon 『働く悩みは「経済学」で答えが見つかる -自分をすり減らさないための資本主義の授業-』 丸山俊一著, SBクリエイティブ,…
資本主義だけ残った――世界を制するシステムの未来 作者:ブランコ・ミラノヴィッチ みすず書房 Amazon 『資本主義だけ残った -世界を制するシステムの未来-』 ブランコ・ミラノヴィッチ著, 西川美樹訳, みすず書房, 2021 人間は、1つのものに収斂するのでは…
22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる (SB新書) 作者:成田 悠輔 SBクリエイティブ Amazon 『22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる』 成田悠輔著, SBクリエイティブ株式会社, 2022 本書は、停滞と衰退の…
世界サブカルチャー史 欲望の系譜 アメリカ70-90s「超大国」の憂鬱 (単行本) 作者:丸山 俊一+NHK「世界サブカルチャー史」制作班 祥伝社 Amazon 『世界サブカルチャー史 欲望の系譜 – アメリカ70-90s「超大国」の憂鬱 -』 丸山 俊一+NHK「世界サブカルチャー…
世界システム論で読む日本 (講談社選書メチエ) 作者:山下範久 講談社 Amazon 『世界システム論で読む日本』 山下範久著, 講談社選書メチエ, 2003 本書は、もともと世界システム論では、「非西洋でありながら、唯一近代化を果たし、植民地化をまぬかれた国」…
世界史とヨーロッパ (講談社現代新書) 作者:岡崎 勝世 講談社 Amazon 『世界史とヨーロッパ – ヘロドトスからウォーラーステインまで - 』 岡崎勝世著, 講談社現代新書, 2003 本書は、冒頭の「歴史は「現在と過去との対話」だと言われ、ここから必然的に「歴…
『ブルシット・ジョブークソどうでもいい仕事の理論』 デヴィット・グレーバー著, 酒井隆史, 芳賀達彦, 森田和樹訳, 2020, 岩波書店 著者のグレーバーは、日々の生活の中において多くの人が感じることが多い、「仕事の存在理由について、その仕事を毎日こな…
『変異する資本主義』 中野剛志著, ダイヤモンド社, 2021 本書は、「資本主義」とは、物理的生産手段の私有、私的利益と私的損失責任、民間銀行による決済手段の創造という特徴を備えた産業社会である、と定義し、資本主義とは経済変化の「過程」であり、時…
『欲望の資本主義 2022 成長と分配のジレンマを越えて』 NHK BS1スペシャル 毎年年初に放映される「欲望の資本主義」シリーズの最新作である。 今回のテーマは、「成長」と「分配」である。 昨年の「欲望の資本主義 特別編」で紹介されたように、新型コロナ…
『アイデア資本主義 文化人類学者が読み解く資本主義のフロンティア』 大川内直子著, 実業之日本社, 2021 近年、資本主義が終焉するのではないか、と言われ始めている。これまでの資本主義は、拡大を志向し、拡大の余地をフロンティアに求めていた。本書では…